神戸女学院中学部・高等学部

女子教育とキリスト教主義教育のパイオニアとして

 神戸女学院は2025年に創立150周年の節目を迎えました。

 創立者のタルカット先生は当時の生徒たちに、「背筋を伸ばしなさい」と厳しく教えたと伝えられています。「呼びかけに対して身を隠すようにしてはいけない」「呼びかけに対して主体として立ちなさい」という聖書に基づいた人間の姿を教えられたのです。

 キリシタン禁制が解かれて間もない時代、また女性には社会的な役割が期待されていなかった時代において、背筋を伸ばして町を歩く神戸女学院の生徒たちの姿は、誰も知らないという意味で、まったく新しい人間の姿でした。これは、女性にとって新しいということではなくて、性別によらず、誰にとっても、新しい生き方、誰も選ぼうとしてこなかった生き方でありました。

 神戸女学院がパイオニアとして担ってきた女子教育は、男性に追いつくためのものではありません。教育の業を通して、誰にとっても新しい生き方を示していくためのもの、神戸女学院で学んだ者が、他者に仕えるという生き方を通して、新しい人間の姿を示していくためのものであり、日本の近代化に大きく貢献してきたのです。

 創立から150年を経た今も、神戸女学院の教育は、その価値を失っていないと自負しています。

所在地
兵庫県西宮市岡田山4-1
校種
中学校, 高等学校, 女子校

学校情報

学校法人名 神戸女学院
学校名 神戸女学院中学部・高等学部
所在地 兵庫県西宮市岡田山4-1
電話番号 0798518570
FAX番号 0798518572
学校HP https://www.kobejogakuin-h.ed.jp/
学校種別・種別・学科 中学校/高等学校/女子校
建学の精神 「愛神愛隣」
「心を尽くし、魂を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。
 これが最も重要な戒めである。第二もこれと同じように重要である。隣人を自分のように愛しなさい。」(新約聖書・マタイによる福音書22章)
建学の精神の説明  神戸女学院においては「愛神愛隣」の精神をモットーとして、キリスト教に基づいた全人的教育を展開しています。その目指すところは、教育によって培った知識や力を、自分のためだけに使うのではなく、社会や隣人に対して「仕えうる者」になることです。「仕えうる者」になるために、謙譲の美徳に加えて、確かな実力を身につけることを生徒たちに求めてきました。
 隣人を愛することは、隣人を通して働きかけておられる神を愛することにつながるのだということを教えています。
教育方針  神戸女学院のキャンパスは2014年に12棟の建物が重要文化財として認められました。また、2025年には自然共生サイトにも指定され、美しい建築と恵まれた自然環境の中で教育活動を展開しています。
 教育の3本柱として、キリスト教主義教育、国際教育、全人教育を掲げています。
 また、神戸女学院では、一人一人が自主性をもって、自らの果たすべき責任を充分に果たす人間になるという意味での「自由」を大切にしてきました。この自由は、神の呼びかけにふさわしく応答しようとする者の態度を指します。つまり、他者のために自分が何をなすべきかを考え、自らの良心に従って、その役割や責任を果たそうとする態度を自由と呼んでいるのです。
 このような意味での自由な校風を象徴するものとして、神戸女学院には細かい校則がありません。創立以来、制服を採用していないのもその1つです。学院生活を通して生徒たちは校則によってではなく、自分で考え、判断する力を養い、良心に照らして自らを律することを学んでいきます。「生徒主体」という校風が守られているのも、この「自由」を大切にしているからです。