学校法人共栄学園 京都共栄学園中学校・高等学校

創立年月日 1948年 所在地 京都府
校種 中学校/高等学校

京都共栄学園中学校・高等学校は、「自立共栄」という建学の精神に従い、生徒ひとりひとりが自らの豊かさ、さらには他者の豊かさを追求し、その能力や資質を存分に育てることができるような場を提供します。

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 本校は昭和36年に男女共学の「共栄高等学校」としてスタートしました。昭和43年には、「共栄学園中学校」が開校、「濃密学習」を展開するため二人制指導のバタビア教育システムが取り入れられました。
 共栄学園の中高一貫教育はバタビアコースという愛称で呼ばれ、一円の優秀な生徒が集まり、毎年東大や京大をはじめ多数の難関大学に合格者を出すようになり、今では京都府北部の中高一貫の進学校として認められるようになりました。
 共栄学園の教育目的は、「人材の育成」です。人材とは他者の幸福のために自らの力を尽くせる人のことです。そのためには、「学力」はもちろんのこと、「正しい心」「豊かな人間性」は必要不可欠です。
 私たちの願いは、本校を巣立った生徒達が、やがて社会で、家庭で、誰かの笑顔のためにその力を発揮できるようになることです。そのための基礎となる人間作りこそが、本校普遍の教育目標であります。本校の理念に共感して下さる多くの方々と、次の春に集えることを楽しみにしています。
教育戦略

校長 谷垣拓郎(数学)

大学卒業後、共栄学園でお世話になることになって、はや17年。現在、校長職を任せてもらっています。

共栄を選んだ最大の理由は「自分のやりたい教育」を追求できると考えたから。実際、自分の強みを生かしながら、生徒や同僚と一緒にいろいろなことに取り組んできました。新しいクラブを立ち上げたり、新しい学校行事を作ったり、新しいシステムを導入したり。自分たちが提案したことが実現し、そして定番化していく様は、本当に痛快です。手続きさえきちんと踏めば、勤続年数や肩書きに関係なく、こうしたことがどんどん実現できるのが、この共栄学園というところです。

HR担任や教科担任として、目の前の生徒を相手に一生懸命だったあの頃。そのうち、進路主任、教務主任や教頭などを任せてもらうにつれて、学校全体に「自分のやりたい教育」を広げていくことの面白さを感じるようになりました。その分、責任の大きさも痛感するわけですが、転勤がない本校では経験豊富な先生も多く、そうした先生の存在が大きな支えとなっています。

これまでこの学園で好きなことをやってこられたのは、「ええやん。やってみよう。」と言ってくれた先輩や同僚の先生がいたからです。そのときのように、若手の先生の意欲的な取り組みに対して、背中を押してあげられる存在でありたい。そんな思いを抱きつつ、そして、相変わらず自分でもいろいろなことを企みながら、現在の職務にあたっています。

求める人物像

教頭 小西泰平(数学)

私は共栄学園バタビアコースの卒業生です。在学中は、個性あふれる先生と意識の高いクラスメートに囲まれ、充実した学園生活を過ごしました。大学・大学院へ進学し、研究に没頭しましたが、高校生活で得たものがあまりにも大きく「共栄で子供たちに教えたい!」という思いがあふれ、母校に教員として帰る決意をしました。
教員として共栄学園で働くと、学生時代とはまた違う感覚で学園を見ることになります。ですが、働いている先生方の意識や生徒たちの雰囲気は変わりません。面白い授業をしようと、様々なアプローチをする、それに生徒たちが反応してくれます。こちらが「はっ」とすることもありますし、イベントに熱を入れている姿を見ていると頼もしく思います。
中高一貫校である共栄学園の中学生は、そのまま高校のバタビアコースに進学します。中学1年生で正負の数を教えた生徒たちが、高校3年生で難関大学や国公立の医学部に合格するまで成長する。毎年、卒業式ではさみしくなりますが、6年間かけて生徒たち1人1人の成長とじっくり向き合うことができることは、共栄学園の魅力です。

本校教員の仕事の紹介

中学部主任 千葉まなみ(理科)

共栄学園に来てから、バタビア中高一貫コースの担任一筋で指導をしています。中高一貫教育の魅力は何といっても、6年間というスパンで生徒の成長を見守ることができるところです。かわいく少し頼りなかった中学1年生が、クラブ活動や行事を通して頼もしく成長し、高校では自分の目標に向かって仲間と高め合い、そして新たな目標に向かって巣立っていく。その一つひとつの成長を感じるとき、この仕事のすばらしさを改めて実感します。
 またバタビアコースでは、同僚の先生方もチャレンジャー、アイデアマンが多く、教科指導、HR、進路指導など各方面で、日々アイデアを出し合いながら生徒と向き合っています。生徒に真摯に向き合い、生徒と一緒に楽しみながら生徒の成長を支える。その中で、生徒に与えるだけでなく、生徒から受け取るものも多く、本気で向き合った分だけ自分自身の成長にもつながります。これが、京都共栄学園バタビア中高一貫教育の醍醐味です。

キャリアイメージ

教務主任 内山耕介(英語)

本校に勤務して今年度で5年目となり、教務主任という仕事を任されて今年度で3年目になります。まだまだ若輩者であるにも関わらず、責任のある仕事を任せていただき、充実した教員生活を送っております。
本校には年齢や経歴に関係なく、やる気のある人材にやりたい仕事をさせてくれる風土があります。教員になることを目指している皆様のなかには、「こんなことをしてみたい」「あんなことを試してみたい」という思いを抱いておられる方がたくさんいらっしゃると思います。本校には、やる気と熱意さえあれば、やりたいことをやらせてくれる環境が整っています。教科指導においても、教科担当者に任されている裁量が大きいので、自身の創意工夫で、独自性の高い授業を作り上げることができます。
また、上下の風通しが非常によいので、気軽に他の先生方に相談することができますし、パワフルで熱意のある先生が多く、若い先生方の挑戦を全力で応援してくださいます。是非この京都共栄学園で一緒に働いてみませんか?

新設のクラブ

将棋部 監督 島本亮(棋士)

1年半ほど前、学園が主催している将棋教室の指導に呼んでいただいたのが、将棋棋士である私が、この学校と関わることとなったきっかけです。
来校指導の回数を重ねる中、特に印象的であったのは、尽力されている先生方がとても優しくて人間味の溢れる方ばかりであったことでした。
でも皆さん、超エリートなんですよ。普段は一切それを感じさせないのが魅力であり、また、将棋教室の開講以外にも、実に様々な挑戦をされていて、「やっぱり私立学校って凄いなあ」と日々、関心しておりました。
そんな中、「2023年4月に、中学校と高校に『将棋部』を同時設立することになった。本格的な技術指導をすることのできるクラブ監督を1名起用したい」というお話しを聞き、この学校の先生方に私も協力できればと、自ら監督職を引き受けることにしました。
4月1日に行われた職員集会に参加して以降、将棋関係以外の先生方にも徐々にお会いできてきましたが、全員に共通するのは「優しさと情熱が溢れている」ことです。
ここで過ごせる時間を、今からすごく楽しみにしています。

学園指定クラブ

吹奏楽部 監督 小松佳司(音楽)

本校へ赴任して真っ先に感じたのは「自分がここを創意工夫したい、こんな事を実現したい!という考えを、誰もが気軽に言える環境」であるということです。
「新人だから、、若手だから、、、今までこのやり方だったから、、、」というような消極的な雰囲気は一切無く、周りの先生方もすぐに賛同し手厚くサポートしてくれます。
私が赴任して僅か2年目にして、本校吹奏楽部を「北近畿初の全国大会出場」へと導けたのも、クラブ特奨生の募集や外部講師複数名の起用、更には高額の楽器購入などといった様々な事業計画が、短期間ですぐに実現できるシステムが整っていたからです。
とても自由度が高く、やりたいことがすぐに実現できる職場ですので「教員になったらこんなことに取り組みたい!」という熱い想い、明確な目標を持っている先生は是非、私たちと一緒に働いてみませんか?

他校での教員経験者

バタビア副担任 安部拓巳(社会)

関東の大学卒業後に地元の九州へ戻り、私立の中高一貫校を2校経験しました。その経験の中で、「ワークライフバランス」や「若手の声を聞く風土」等、学校によって本当に様々であると実感しました。選考の中で、働いている教職員の事をきちんと見て、考えてくれる職場だと思えた事が、本学園を志望した一番の理由です。現在は優しく丁寧な諸先生方に囲まれ、充実した日々を送れています。今まで、人生設計や将来に照らし合わせた際に、「こういう所がどうにかなったら…」と思いながら働き続けることへ漠然とした不安を感じていましたが、自分が一生を賭けたいと思える職場に巡り会えて本当に良かったです。新しい環境や、今まで会ったことのない地域の方々との関わりの中で、今後もっと成長していく未来へ目を向けると、毎日がとても楽しいです。次の一歩をどう踏み出そうか迷っている先生方、少しでもご興味があれば、是非飛び込んでみてください。

若手の先生

高校3年担任 加藤愛望(体育)

教員としての資質・能力向上や、部活動に精一杯力を入れられる環境だと思い本校を志望しました。働き始めて今年で2年目となりますが、不慣れな環境の中、いろんな先生方のサポートがあり、毎日やりがいをもって働くことができています。これから、部活動や担任業など目的意識をもって取り組み、生徒と一緒に成長していきたいと思います。

新任の先生

バタビア副担任 池田伊吹(国語)