鴎友学園 鴎友学園女子中学高等学校

創立年月日 1935年5月27日 所在地 東京都
校種 中学校/高等学校

キリスト教精神に基づいた人間教育と高い進学実績のある女子の中高一貫校

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心豊かに自らの道を切り拓く意志を持った人を育てたい

これからの社会は多様な意見を一つにまとめ、多くの人が納得して共に作りあげる社会にしていかなければなりません。お互いの主張をぶつけ合いながら、結果として一つの方向に向かうことができるように、みんなの意見をまとめる力を持つ人材が求められます。

まず、お互いに相手をどんな人かと観察するのではなく、相手をやさしく見つめ、相手を大切にしていることを伝えると、相手も安心して見つめかえしてくれます。自分の気持ちを大切に、しかも相手の気持ちも同じくらい大切にすると、コミュニケーションが成り立ちます。

また、人間は、理性の光に導かれて学ぶことにより、もっと人間らしく、自由に、そして自立的に生きることができるようになります。さまざまなこと学びながら、自分とは何か、自分は何をするべきか、自分は何のために生きるのかを考えてください。
生徒たちが鴎友学園で多くのことを学び、お互いの知恵と勇気を出し合い、多くの人と協力しながら生きることのできる、力強く心豊かな人に育っていってほしいと心から願っています。
教育戦略

鴎友学園のカリキュラムポリシー
本校における「カリキュラム」とは、教科中心の学習指導課程に限定されるものではなく、生活指導をふくめた生徒に関わる全ての活動を指すものです。「子供たちがどう生きるか」を前提にした生活指導と、主体的・能動的な活動を重視した学習指導は、車の両輪のように平行し、生徒の成長を支えるものであると考えています。
1. キリスト教精神・自由教育
鴎友学園では、創立時よりキリスト教精神、キリスト教的自由主義を全てのカリキュラムの基盤としています。聖書の授業や宿泊行事の講話などを中心に、相手も自分も尊重できる思いやりの心を育みます。(慈愛)
2. 全人教育・リベラルアーツ
様々な学問領域を自由かつ積極的に学び、調和のとれた総合力のある人間を育てるカリキュラムを組んでいます。各教科では、受動的な取り組みよりも、生徒が主体的・協働的に学ぶ授業(アクティブ・ラーニング)を重視しています。(誠実)
3. グローバル教育
社会性と集団力、独自性と個人力、社会でリーダーとなり活躍する力を養うことを目的としたカリキュラムとなっています。各教科の授業や生徒会活動・委員会活動などにおいて、異なる価値観を認め合い協調して新たなものを作り出すことを重視しています。また海外研修や交流会など多種多様な国際理解プログラムを用意し、生徒が学校や国などの枠を越えて活躍することを期待しています。(創造)

求める人物像

【人のために役立てる仕事】
まず第一に教育という仕事は「人のために役立てる」「中高という多感な時期に、人格形成に多大な影響を及ぼすであろう時期に立ち会え、サポートすることができる」仕事で、皆さん自身の生き甲斐につながります。とかく自己中心的になりがちな現代にあって、楽しいときも、うまくいかなくて辛いときも、この生き甲斐が私たちを支えてくれるのです。

【「人間相手の」楽しい仕事】
次に、教職は子供好きな人には「人間相手の」楽しい仕事です。しかし、人間は「もの」とは違いますから、いつも思うようにいくわけではありません。ですから基本的にコミュニケーションをとろうとする前向きな姿勢、粘り強く生徒や保護者に向かい合う姿勢が必要です。これがないと生徒や保護者の信頼も得られません。またプロとして先を見通す指導の目も必要でしょう。その場で一喜一憂していては対処できない問題が教育現場にはたくさんありますし、日々これ実践で鍛えられていく面が多いからです。

【実践者としての高い専門性を要求される仕事】
教職は教育の実践者としての高い専門性を要求されます。教科指導はもちろん、広い意味での生活指導、人間教育の研究者であり、実践者であり続けなければなりません。教職にあっては「教えることは学ぶこと」であり、「教えることは教えられること」です。常に向上心を忘れず研修を積むことは、教職に就いている間、必要な資質です。学習はその結果を数値ではかることができるものだけではありません。本来の学びとはその生徒が生涯にわたって意欲的に生きていくための指針になるような価値観を形成し、生き生きと生きていくための基盤になるものであるはずです。

【教員同士の連携が求められる仕事】
最後に教職は一般の仕事以上に、教員同士の連携が求められます。新任の方には今までお話ししてきたような鴎友の教育理念や教育に関する考え方を理解し、生き生きと働く仲間になっていただくためにも、まず組織の(鴎友の)一員としての自覚、教員という立場に立っているという自覚を持っていただきたいと思います。他の教員との連携を密に取り、報告、連絡、相談をすることはもちろん、良好なコミュニケーションをとりながら、謙虚に教えを請うことが大切です。

以上のことを心にとめて、教員として思う存分仕事をしていただける人を求めています。

本校教員の仕事の紹介

鴎友学園では、総務、生徒指導部、学習指導部、国際部、入試広報部の5つの部署が互いに連携を図りながら学校を運営しています。また、中学1年から高校3年までの各学年も、常に学年間の連絡・調整を行い、生徒の6年間に教職員全員が関わり見守る体制を整えています。
教員にはいろいろな仕事があります。複数の学年の授業を担当するのはもちろんのこと、担任として、部活動の顧問として、各係の教員としてと、さまざまな立場で生徒と関わります。また、例えば入試広報部に所属すれば、パンフレットやWEBサイトなどの作成、学校説明会の運営、各種取材対応や記事の校正など、学校の広報のための業務にも携わります。高校生の担任や高3の授業担当者になれば、大学進学のための指導も行います。
私学の教員は、授業や生徒指導だけができればよいというわけではありません。自分の学校を知り、他の先生方の仕事を知り、互いの意見を交換し合い、自身も研修を積んで、よりよい学校、よりよい教育を目指すことが求められています。忙しさはありますが、自分たちの仕事が直接生徒の成長に関わるのみならず、学校の発展や進化に貢献できるという、充実感の持てる仕事です。
今は、学校現場の大変な部分にばかり目を向けた報道が目立ちますが、多くの教員は、決して後ろ向きの気持ちで働いているわけではありません。特に中高の教員は、人間の原点となる思春期に関わり、将来様々な分野で活躍する人材を育てる、つまり未来に希望を繋げる仕事をしています。これから社会に巣立っていく意欲のある若い人たちにも、ぜひ教職を目指してほしいと願っています。

「鴎友学園が求める教員像」

校長 大井 正智

人を育てるということはきわめて多面的であり、しかも効果が数量的に測れない部分も多い仕事ですから、人間そのものを楽しむ、すぐには効果の見えない新しいことにも誠実に取り組むということが必要です。これは新任教員だけに求められていることではなく、皆さんが教職にある間はずっと求められていることでもあるのです。